渓流釣り

2020年度版 渓流釣行記ダイジェスト

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2020年度版 渓流釣行記ダイジェスト

2019年からスタートしました信州安曇野Outodoorsもおかげさまで、2年目を向かえることができました。
2021年に入った今でも続いているコロナ禍の2020年でしたが、
大自然の渓流の中でひと時の癒しと渓流魚達の逞しい息吹を感じながら、自然界の渓流釣りでの出来事をダイジェスト版として皆さんにお伝えしたいと思います。

2月16日 渓流釣り「解禁日」 犀川水系 北安曇野の支流

今年の冬季シーズンは暖冬の影響もあり、積雪は少なく例年は入渓するのにラッセルが必要なポイントも楽々と入渓が可能、霧雨の煙る中流域へと足を進めます。
解禁の時期としては水温も高くイワナの活性も上がっているのか各ポイントから魚信が伝わるのが何とも気持ちよい!

このルートは早期に釣果の上がるポイントではあるのですが、今年はさらにイワナの動き出しが早い!
喰いが立っているので飲み込まれないように、聞き合わせ、早合わせのスピードをアップする。
「傷つけないようにリリース」釣果4尾のところで初釣行でもあるし、寝覚めたばかりのイワナ達をあまり驚かせてはいけないので早上がりとします。

竿仕舞いしたところで、後追いしてきたルアーマン二人と声をかわします。ルアーを追うほどの体力も無くノーバイトとのことでした。

山を下る途中で県外車の駐車もあり、ここ数年釣り人の姿が多くなってきましたね。このルートで釣り人に解禁日に会うのは初めてでした。
釣り人のフラストレーション爆発の日!今シーズンもルールを守って安全第一で楽しみましょう。

2月24日 犀川水系 安曇野の支流

山岳へ通じる道路は4月中旬までゲート閉鎖中、ゲート手前から入渓するも古い堰堤の改修工事中で近寄れず、移動しようと道路へ戻ると釣り人が一人。
声をかけると上田から来たとのこと。話を聞いてみると昨年の台風や大雨の影響で東信方面の渓流は荒れているところが多く、
わざわざ安曇野まで釣りに来たのですが、早朝から釣り上ってきたもののリリースイワナ1尾だけのこと、早速釣れるポイントをお教えしましたがどうでしたかな?

里川に移動してきました。ポイントを何か所か探ってはみたものの何の魚信も伝わらず。
ここの里川は、大型ヤマメの釣果ポイントがありレインボーの数釣りもできたのですが、ここ数年まったく静かな里川になってしまいました。

3月7日 犀川水系 北安曇野の支流

朝の気温は-3°と安曇野らしい寒さ。午後から気温が上がるタイミングで釣りポイントへ向かいます。
すでに山道沿いにある空きスペースには先客が駐車中、最終スペースに車を止め上流へと遡行を始めます。
数年前に入渓した時の釣果は見事にボウズ、そんなコースも気にもせずに入渓したところ釣果は23㎝トップに4尾の釣果。
20㎝前後がアベレージのコースなので23㎝は満足、最終の堰堤下では魚信は伝わらず本日は終了とします。

川筋には殆ど雪は無く今シーズンの釣行はとにかく歩きやすいのですが、石が氷ついていたり陰の部分には雪があったり、石や岩の下が雪で隠れ空洞になっている場所もあり注意は怠りません!
家に帰るとスタッフのルアーのTさんが立ち寄る、下流のポイントに入渓していたとの事で今年も快調そうだ。

3月20日 犀川水系 安曇野支流

今日は、スタッフのTさん親子と昨年に引き続き早春釣行へ、渓の気温は4°曇り時々晴れ小雪が舞う寒い朝、
冬季閉鎖しているゲートを越えて入渓するTさん親子は下流からの釣り上り、私は、入渓地点まで1時間程かけて山道を上る。
昨年は好釣果となったがこの寒さの中での釣行、今年のイワナの活性はどうなのか?
入渓地点からの釣り下り1時間程は何の魚信も感じられずガマンの釣りが続く、中流域に入った辺りでポツポツとアタリが出始める。

下流から釣り上ってきたTさん親子とドッキング、やはり下流域での活性は低かったとの事で、今日は中流域での釣果が中心となりました。
二桁釣果まではいきませんでしたが、26㎝のシャクレがかった黒い魚体の野性味あふれるイワナの釣果があり、数よりも「カッコイイ奴」のヒット!満足の日でした。

4月5日 高瀬川水系 本流

昨年、レコードとなったブラウントラウトのポイントへ出掛けます。毎年のこと本流の流れは様々な変化を見せポイントは何処かへ!
ポイントを探しながら遡行して行く、深い淵ではないがユルユルと流れ魚が居着いていると思われるラインにエサを流すと微妙なアタリが。
軽く合わせると一瞬根ガカリと思われた瞬間ゆっくりと道糸が水面を滑るように動き出す。重い!
頭を振り始めるが魚の動きに合わせてのやり取り(ここが釣り人のタマラナイ至福の時間)焦らず時間をかけて…
水温が高まらない中で体力も不十分だったのか意外と早く寄せることができ浅瀬に無事誘導。

上がって来たのは、昨年の」57㎝を上回る60㎝のブラウントラウト、シャクレが立派なゴツイ魚体、アオサギに突かれたのか頭周辺にいくつもの傷のある強者だ。
撮影後は体力の回復ができるように緩い浅瀬に泳がせる、しばらくするとゆっくりと流心に帰って行った。
来年も一回り大きくなって遊んでくれよ~ 祈りながらお見送りです。

4月8日 高瀬川水系 北安曇野の支流 四渓流巡り

今日は、スタッフのMさんと北アルプスに源を発する四渓流にご挨拶だったのですが、厳しい釣行となりました。
上流域は雪が深く下流域の散策となりましたが、結果からすると三渓流についてはMさんのルアーにバイトなし、生き餌にもアタリなし、まったく生息感なし。
流石に北の渓はまだ冬季の真最中なのか?まったく動いていませんね!

最後に、北の渓の中でも早くイワナの動き出す支流の枝沢へと入渓。
岩の下に丹念にエサを流し込んでやると小型のイワナが顔を出してくれたのは嬉しい、入渓から1時間半ほどで沢上がりとしました。
この渓流は20㎝がアベレージサイズなのですが26㎝をトップに二人で6尾の釣果、最後の渓でボウズはセーフ!
この地域の渓流は漁協の放流事業も盛んで釣り人も多く、シーズン中はタイミングが悪いと貧果に終わってしまうカモ。

4月19日 犀川水系 安曇野支流

今日は、スタッフのTさんと1カ月振りの釣行、この時期には恒例のように上流へのポイントへ出掛けます。
里から見える山々は昨日降った雪で上部は新雪で真っ白!スタッドレスタイヤ装着4WDの車の走行には問題ない。

標高1100m付近から入渓、予測はしていたが降雪の影響での水温低下と水量があまりにも少ない。
渓からの魚信は遠く激シブ状態の中さすがにテンカラ竿を曲げることも無く早速に渓流竿を取り出す。

岩の陰にゆっくりと餌を沈めると、大分サビも薄くなった綺麗なイワナが反応してくれた。
途中の大淵ではイワナの姿が見え隠れしていて今年も楽しめそうな雰囲気で今後の期待も膨らむ。

4月25日 犀川水系 北安曇野の支流

冷え込みの強い朝を迎えるが、昼間は絶好の快晴で水温も上昇中!
首都圏から移住されてきたご夫妻の釣りガイドの日。

※2021年の今シーズンは、新型コロナウイルス感染拡大防止のため釣りガイドの受付は停止しています。 

ご夫妻とは予てから交流があり、移住を機に渓流釣りを始めたいとの思いを、いよいよ安曇野の渓に降り立ちます。

最近、北アルプスの焼岳から穂高連峰にかけて地震が続いているので、移動中のもしものアクシデントがけ崩れや落石を避けるため安全安心な釣行のできる渓をご案内します。
テンカラ釣り・えさ釣り、渓での遡行などの注意点を軽くレクチャーしスタートです。

雪代も入り始め水温は低くイワナが水面の毛鉤を追う姿も無いので、先ずは1尾をエサ釣りでチャレンジです。
初イワナの感触は如何だったでしょうか、渓流独特のネイチャー気分を味わいながら後半へと突入。
後半は自由にポイントを選び釣行してもらった結果は、お二人で10尾位の釣果(小型4尾リリース)お持ち帰りは6尾で美味しく食して頂けた様です。

初釣行でこの結果!まったく初心者とは思えません、上達の早いお二人楽しんで頂けたでしょうか。

5月2日 姫川水系 新潟県の支流

今日は、メンバーのルアーマンKさん、Kさんの友人Tさんの三人で釣行。

お隣の新潟県へお邪魔します。先ずは麓の遊漁券販売所へ立ち寄り釣券の購入と最近の釣果などの情報をKさんが入手、慣れたものですね。
私にとっては初めての渓流エリア、大町の釣友から何回か聞いている有名な渓流、人気も高く期待が膨らみます。今日は足手まといにならないように後を付いていきます。厳しい山岳道路を倒木や落石をどかしながら上流を目指します。走行が難しくなったところで徒歩にてさらに進むのですが…渓流の奥深さに圧倒されながら雪を被った山並みが目の前に迫ってくる感じが大自然を感じさせます。

水色は雪代の濁り、前日よりも水温は低下しているのか?水量はいつもより増加傾向にあるのか減衰しているのか?口を使うパターンは?初めての渓は考えることが多くて楽しい!

水温低下の雪代濁りでは水面の毛鉤では反応は薄いだろうな、生き餌で底付近をゆっくり流す、岩・石周りの反転流を攻める、岩・石の底にエサを流し込む、何れも魚信は伝わってこない。
1時間30分ほどの沈黙が続くが少しずつ渓に慣れ、正解を探しながらどうにか3尾の顔をみることができました。
「正解はアレかな!」  ルアーマンの二人は目の前で連続ヒット…ウーンさすがだなぁ!
下山途中の大場所でもう少し渓を楽しむ、ここでルアーマンのKさんがやってくれました。

35㎝の体高のある立派なイワナだ、さすがですね大物釣り師!

この渓流の魅力は、水量も豊富で奥山に谷を刻む渓谷は黒部峡谷を彷彿とさせます。
釣り人を寄せ付けないエリアもあるので大物が潜むと思われるポイントも多く、大物の期待が大きく持てる絶好のフィールドですね、良い経験をさせてもらいました。

5月24日 犀川水系 安曇野の渓流

前回、4月25日にご一緒して釣りガイドをしたご夫妻と2回目の釣行。北アルプスの揺れも落ち着いてきたこの頃、標高1350m付近に入渓です。
前回に引き続き天候は快晴、まだ雪代の影響は消えず若干の濁りの中まずは本流へ入渓、増水気味で水温低下の影響か魚信も遠いので水量の安定している川筋へと逸れる。
Iさんはテンカラを極めるべく毛鉤を丹念に繰り返していると反応したイワナが見えたとの事でさらに集中!「テンカラ初イワナもう直ぐですね」、Aさんはエサ釣りで小型ながら数尾の釣果。

糸を結ぶ、エサを付ける、振り込み、取り込み、活き〆、ワタを抜く、保冷して持ち帰り、もうすでに一連の動作ができています。
15センチ以下はリリース、遊漁券の所持などルールもOK、あとは経験値を高めて自然の一部に溶け込むだけです。 本当に楽しみですね!

6月20日 黒部川 本流

今日は、信州安曇野Outdoorsで計画していた黒部釣行ツアーです。
前回の釣行計画が延期になったこともあり、メンバーの調整が難しく本日の参加は私とゲストのIさんと二人で黒部峡谷に向かいます。
天候は快晴、風も無く釣り人にとっては絶好の釣り日和なのですが、眼下に見下ろす渓流の状況は水量が少なく底まで透き通っている水の色はエメラルドグリーン!
遡行にも全く問題もありませんが、さて、釣果はどうなるものか!どっこい黒部のイワナは元気そのもの、活性は高く釣り人を楽しませてくれます。
溜りのポイントでは一時入れ食い状態でIさんとWヒットも、黒部特有の頬の黒いヒレピンのイワナが竿に踊ります。
快晴と奥山黒部峡谷のロケーションの中で、気分爽快! Iさんと二人で自然を満喫できた一日となりました。

7月19日 犀川水系 安曇野の支流

ソロ釣行の日、安曇野には北アルプスから流れ下るいくつもの支流や枝沢がありますが、どうしても釣果に恵まれない沢があります。
標高が800m~1500mのエリアは以前から何度も足を運んでいますが、ボウズの日が多く、釣れてもリリースサイズが数尾であったりします。
渓相の良い川だけに疑問に思い、今日は上流の入渓地点1800m辺りからの釣行開始です。

長雨が続いている影響か上流でも水量が多く遡行も難しく、何度も高巻きしながらの釣行となりました。先ずは型物を一尾!
ここには天然と思われる野性味のあるヒレピンのイワナがちゃんと生息してくれているのが確認できて一安心!
走る影は速く、喰いも浅い、感覚的には非常に警戒心の強いイワナ達、上流へ向かうほど魚信も多くなり期待が持てる。
全てリリースして調査終了、水量が落ち着けばもう少し川通しに遡行できると思われるので期待しよう。

*最近の釣り人の多さの影響か、車から降りて容易く竿を出せる場所では放流があってもわずかな期間で、ほとんどのイワナが釣られてしまう。
北安曇野の渓流では今年のイワナ放流で何十尾も釣ったという強者が現れ、「親戚・友人・知人に配るのが大変だった」
これも一つの釣りスタイルなのでしょうが、せめて養殖イワナの放流の無い源流域や上流域では、太古氷河の時代から脈々と命を引き継いで細々と生き続ける天然イワナの乱獲だけは避けたいものですね!

7月24日 犀川水系 安曇野の支流

スタッフのTさんと今日は新ルートへチャレンジ釣行です。中流域までは何度か訪れていますが、さらに上流域を目指し1時間ほどの山歩き、渓へ下りてみると釣り人が入っている痕跡が・・・
マナーが悪いですね、飲食した後のゴミ・釣り具の包装までもが!渓に入る資格ウンヌンを語る前に信州安曇野Outdoorsも注意をして自然の片隅で遊ばせてもらいます。

数ポイント目位からイワナが釣れ始める。数は出ないのですが釣れてくるのは20㎝を越える型物が混じり、釣り人を飽きさせないテンポで竿を曲げてくれるのは嬉しい。
新ルートでもイワナの生息が確認できて一安心でした。

二股まで釣り上がり雨も少し強くなってきたので沢上がりをします。車の近くまで下りてきて周辺の沢をMさんが丹念に探るもアタリも出ない。
この周辺の沢は30年ほど前にはいつ来ても必ず型物がいくつか顔を出してくれるポイント、今は生息感も感じられず何ともさみしい限りです。


新着8月6日 
Iさんから届いた ヒレピンの黒部イワナ


新着8月7日 ルアーマン 
Tさんから届いた 37センチ 安曇野イワナ

8月8日 奈良井川水系 松本の支流

今日は、スタッフのTさん、ゲストのIさんと釣行の日、久しくこのエリアにはご無沙汰していました。
スタッフのTさんにガイドをお願いして数年ぶりの入渓、最近の釣果は上向いてきているがムラがあるとの事、本日の実釣結果はIさんのスレ掛かり1尾で終了。

昨年の大雨の影響で土砂が出るなどして大分荒れたとのことでした。条件にハマると数釣りができることもあり、天然の幅広イワナも出る良渓だったのに残念、川の自然回復に期待しましょう。

8月16日 梓川水系 松本の支流

Iさんの釣りガイドと言うより、すでに一人で釣行できる技術があるIさんと二人での入渓です。
今日はテンカラの技術を磨きたいとの思いもあり、毎年訪れているテンカラ釣りには最適な竿を振りやすい沢に入渓。
ポイントまではしばらくの沢登りが必要なのですが、前方に二人の釣り人の姿が、後追いの釣りを強いられるわけですが頑張ります。

水量も少なくガマンの釣りの始まり、竿抜けと思われるポイントを根気よく丹念に毛鉤を打ち込む。先行者の影響アリか!水面には出にくくなっているのか…渓流竿に切り替え丹念に餌を送り込む。

Iさんのテンカラ竿に反応した初イワナ(初めての毛鉤での釣果?)おめでとうございます!当方は我慢できずにエサ釣りに変えたというのに凄いな!この辺がなんでも上手くなる秘訣ですね。

厳しい条件の中でしたが、イワナの活性は高く終わってみれば二人で泣き尺を含め二桁の釣果となり、先行者よりも早く沢上がりとなりました。
下界の暑さを忘れ渓流の涼しさに浸り、釣果も良く気分爽快な釣行となりました。

8月18日 犀川水系 北安曇野の支流

4月8日に釣果のあった支流に再びMさんと藪をかき分けて入渓、前回沢上がりしたポイントから上流に向けて釣りスタート。
ゆっくり釣り上がること4時間、渇水期のこの季節に水質までクリアー。
Mさんの後からテンカラ竿を振りながら追うのですが、渇水期のこの時期には特に警戒心の強くなるイワナは中々水面まで顔を出してくれません。
毛鉤を沈めるパターンでカバーすると何度か反応を示してくれますが、リリースサイズが多く針掛かりが難しい。

このコースの最終堰堤での前淵にはイワナが数尾遊んでいてMさんも手を変え品を変えアタックするのですが、見える魚は中々釣れずこの渕では1尾止まりの釣果。
次回は最終堰堤の上部からさらに上流へチャレンジ!

8月25日 高瀬川水系 本流

渇水期が続く中、雨も降らず釣り人にとっては我慢の期間。山の渓流も厳しくイワナの警戒心も最高レベルか!
釣果の落ちる時期は里川の様子を見に行きましょう。

ビックトラウトとの再会を求めて本流へやって参りました。
当然ながら本流も渇水状態でわずかなポイントに竿を振るのですが魚信は聞こえてきません、緩い流れの渕では大型魚の走る影が確認できたのでしたが・・・
川の釣りでは山でも里でも水量の増減が魚の活性に影響します。回復を待ちますが禁漁までは一カ月と少ししかありません。最終コーナーを回りましたがどうなることやら!

9月7日 犀川水系 安曇野の支流

今日もソロ釣行です。1200m付近の暫く入渓してないポイントへ、未だに終わらぬ渇水期の状況を確認に行きます。
支流へ入るには枝沢の上流部から沢沿いに下るのですが、枝沢には何尾ものイワナの幼魚の姿が確認でき、支流での釣果に期待を高めながら下っていきますが・・・

残念ながらここの支流も渇水状態でまったく魚信は伝わってきません、大岩の奥に潜んでいると思われるのですが、しばらくすると下流からルアーマン二人が疲れた様子で上がってきました。

どうですか?「バイトも無く顔も見ていません」とのこと、やっぱり疲れますよね!

春~夏は災害級の大雨、夏~秋は記録級の少雨、地球の環境はどうなっていくのか先が思いやられます。

9月11日 犀川水系 北安曇野の里川

15年位前までは、よく遊びに来ていた里川にふらっと様子を見に来ました。
ヤマメ・ニジマス・まれにイワナも楽しめた川でしたが、姿を見かけなくなってしまい、いつの間にか足が遠のいていました。
落ち込み・渕などのポイントを探りながら移動するも、全く魚信は聞こえてきません。走る姿もありませんでした。 目立つのはゴミばかり!

足元から自然が逃げて行ってしまいそうな感じが何とも言えませんね。


新着9月12日 Iさんから届いた梓川水系の野性味あふれる尺イワナ

9月13日 梓川水系 松本の支流

今日は久しぶりに、メンバーのTさん、WTさんの三人で梓川水系の支流へ。
乾燥状態が続いていましたが雨模様になりそうな条件、イワナの活性も高まることに期待して釣行、狭く危険な山道をミニパジェロとジムニーはゆっくりと進みます。
春の大雨の影響で崩落アリ通行止め!空きスペースに駐車し入渓する頃には小雨が降り出しましたがスタートです。

先行のKさんが2尾連続でヒットしたあたりから雨足が強くなり始め「もう少し頑張ろうか?」

いきなりの雷鳴が響く!「アメニモマケズ、カゼニモマケズ」でも雷様には負けます。炭素繊維の通電の良い長いヤツを持つ我々は超危険な状態!早々の撤退となりました。

雨男のWTさん、昨年の乗鞍岳頂上でも大雨でしたネ!

※この付近の在来種はヤマト系と思われますが、釣れてきたのは白い斑が強く出ているニッコウ系の分類と思われる。山奥のこの道路は川に近いこともあって放流には適しているのだろうか、下流域の車道とは程遠い魚止めの滝では天然と思われるヤマト系のイワナが釣れてくるのだが?

上流が放流もので、下流に天然ものが残っているとしたら少しやるせないかな。

9月14日 犀川水系 安曇野の渓流

今日はソロ釣行、山道を歩くこと1時間の入渓ポイントへ。
ここは釣れれば天然イワナの型物が出る場所ですが、他の渓流と比べるとイワナの警戒心が強く条件の良い時でないと中々口を使ってくれません。

今日もそんな日となりました。

目の前を悠々と泳いでいるのは尺を越えるイワナ!パターンを変えて数種類の毛鉤を打つが反応は頭を動かす程度。
ならばキジ、ならばブドウ虫、ならばバッタはいかがですか?いずれも見向きもしない結局本日もイワナに振られてしまった。答えが出るまで通いたくなる渓流…楽しみだ!

9月19日 犀川水系 安曇野の渓流

メンバーのKさんとホームグランド?の渓に参ります。
ナゼ何十回と通うのだろうか、いつ釣りに来てもここに暮らすイワナ達が顔を見せてくれる不思議な魅力のある渓流。
毎年オープニングとラストを飾ることも多い、今日は楽しく終われそうかな?

前日に降った雨が程よい増水と濁りをプレゼントしてくれました。


Kさんの釣った栄養たっぷりの泣き尺イワナ

間違いなく釣れるパターンで、この日はアベレージクラスのイワナが、思ったポイントから小気味よく竿を曲げてくれる。
数尾釣ってこれで満足、いつもより増水している川の遡行は危なく安全策をとって納竿とする。Kさんは続行し好釣果だったとの事。
ここの個体は天然と思われるイワナが多く時折尺サイズも顔を出してくれる。
コース的には昔から山崩れを起こし易く、ここ数年でも2tトラック位の大岩がいつの間にか渓流に転がっていることもあり、鋭利な割れ方をした岩も多く転がっている。
年々危険性の増す渓流だけど、来年もこの渓には「入らずにはいられない」のだろうな!


来シーズンも誰もがルール・マナーを守り安全に楽しい釣りができますように!

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