トレッキング

2019年度版 信州トレッキングダイジェスト

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2019年度版 信州トレッキングダイジェスト

1月3日 安曇野市 光城山(912m)~長峰山(933m)

新春のトレッキング初めはスタッフのTTさんと二人で、まばゆい光の中を清々しい気分で、雪の無い遊歩道を淡々と登って行く。
光城山は、春には麓から頂きまで見事な桜が這い上がり、まるで登り龍のように咲き誇る桜のお山で、シーズンには駐車場から車があふれ出す超人気の里山。
この時期は、木の葉の落ちた木々の間から見える北アルプスの山並みや安曇平の景色などが堪能できます。
頂上の小さなお宮様に新年のご挨拶をすませた二人は、お隣の長峰山に向かって足を進めて行きます。
途中の道には、所々に出来た薄く張った氷の膜をパリパリと踏みしめたり、雪の上に残る小動物の足跡を辿ってあるいてみたりと、この時期ならではの雰囲気を楽しみながら40分ほどで到着です。
頂上には立派な展望台があり、この日は快晴に恵まれて北アルプスの雄大な山並みと、眼下に映る川の流れに光り輝く安曇野の景色が迎えてくれました。
頂上の四阿(あずまや)にお邪魔、お腹を空かした二人はジェットボイルで湯を沸かし、カップヌードルとおにぎりで軽い昼食を済ませて麓へと向かうのでありました。

アルクマ
山々の神様今年も宜しくお願い申し上げます

2月23日 松本市 平瀬城址トレッキング(716m)

スタッフのKTさんと、松本平から安曇平まで見渡せる山城の跡「平瀬城址」まで軽いトレッキングにやってまいりました。
麓に車数台が止められる整備された駐車場があり、登り口には史料の案内板もあります。
城址に通じる山道は程よく整備されていて、小さなお子さんでも登ることができる優しい道ですね。
戦国時代に思いを寄せながら25分ほどで頂上に到着。
松本市、安曇野市近郊は山城が多い所でもありますが、どの城址も軽いトレッキングには最適なので山城巡りも一つの楽しみにしたいと思います。

4月20日 池田町 陸郷 桜仙狭トレッキング (600m~800m)

山桜燃える伝説の陸郷へ

今日もスタッフのKTさんと山桜で有名な池田町陸郷の桜仙狭へやってまいりました。
「西に吉野、東に陸郷、眼福の山桜」とも呼ばれ、数千本の山桜の咲く山並みはこの時期輝きを増します。
観光客の皆さんの多くは、メイン駐車場のある夢農場周辺の桜を見て帰られる方が意外と多いような気がしていますが、これは実は、個人的にはもったいないと思うのであります。
というのも、夢農場さんから山桜を管理されている地区の公民館近くの展望ポイントまでは、約2.4キロの山桜を楽しめるコースがあります。
トレッキングの途中には、春本番の訪れを感じさせてくれる菜の花やスイセンが目を楽しませてくれますし、野草を摘み取っての晩のおかずにするのも楽しそうですね。
皆さんもぜひ、このコースを歩いて山桜を楽しんでみてくださいね。

4月21日 松本市 戸谷峰トレッキング (1,629m)

今日は、メンバーのSFさんと松本の戸谷峰トレッキングにやってまいりました。
朝8時、登山口で待ち合わせ。頂上までは2時間20分のコースタイム。整備された登山道を緩く流れる春の風に背中を押されながら、淡々と登ります。
朝からの曇天は残念ながら回復しない中、眺望もはっきりせずにアルプスの山並みを拝むことができませんでしたが、近くにそびえる美ヶ原方面の山容は霞がかかりながらも幻想的な姿を現してくれました。

5月11日 塩尻市 高ボッチ高原トレッキング(1,665m)

今日は、スタッフのKTさんと、塩尻市にある鉢伏山へトレッキングに出かけたのですが、残念ながら全面通行止めになっていました。
途中の四阿(あずまや)まで歩いてみたのですが、先の登山道はどうなっているのか分からず、途中にある高ボッチと呼ばれている高原を散策します。
ここから見える眺望は素晴らしくオススメです。何回か訪れている場所なんですが、広々とした小高い丘から見える雪の残る北アルプス、八ヶ岳、南アルプス、中央アルプス、遠くには富士山、そして眼下には水の輝く諏訪湖の景色が癒してくれます。

5月24日 諏訪市他 霧ヶ峰トレッキング(鷲ヶ峰1,798m) 車山(1,925m)

今日もスタッフのKTさんと霧ヶ峰トレッキングへ、八島ヶ原湿原の登山口からトレッキングを開始して鷲ヶ峰を目指します。
なだらかな開放的なコースを緩々と登っていき途中の小ピークで振り返ると、八島ヶ原湿原を見渡すことができ、頂上からの眺望にも期待で胸が膨らみます。
いくつかのなだらかなアップダウンを繰り返して頂上へと出ると、標高こそ2,000mに届かないのですが、360°のパノラマが広がります。
快晴も手伝って、グルっと日本の尾根が見渡せる眺望は格別ですね。
頂上で絶景を愛でながらの休憩は、ジェットボイルで湯を沸かしてカップヌードルとカレーメシでランチを楽しみました。

車山には、肩にある駐車場からのトレッキング。広くなだらかなハイキングコースを頂上にある気象レーダーを目指して緩々と足を進めます。
頂上に着くと気象レーダーの施設をグルっと一周しながらのパノラマが楽しめます。
ハイキングコースと逆の方向からは、リフトを使って観光客の皆さんが上がってこられます。
それぞれの楽しみ方がありますが、静かな山頂と絶景を楽しむなら是非、鷲ヶ峰にも足を運んでみたら如何でしょうか。

6月2日 富士見町 入笠山トレッキング (1,995m)

本日もスタッフのKTさんと、入笠山へトレッキングにお出かけ。ここ入笠山周辺は冬季はスキーリゾートであり、シーズンオフにはマウンテンバイクが盛んな高原です。
春には、沢山の花々、特に多くのスズランが咲き乱れることで有名なお花畑もコースの途中で目を楽しませてくれます。
頂上までは、1時間程のコースを花を愛でながら緩々と登っていくのですが、休日の混雑感は人の波で…出来れば回避したいところです。
頂上付近に着くと、そこはとても開放的で人もそんなに多くなく爽快感に包まれましたが、春は天気が良くても霞のかかることが多くて、絶景を拝むことはできませんでした。
何はともあれ、良い汗をかいた一日となりました。

6月6日 茅野市 北八ヶ岳トレッキング 白駒池~ニュウ(2,352m)

苔むすジブリの森から北八ヶ岳へ

本日もKTさんと共に北八ヶ岳トレッキングへ。白駒池ルートからの入山。
流石に北八ヶ岳、特にここ白駒池周辺は苔の生息地として有名で、一歩足を踏み込むと辺り一面は色々な種類の苔が自生しており、ジブリの森に迷い込んだ感のある幻想的な雰囲気に包みこまれます。
苔に囲まれて青々とした樹林帯を登っていき、上部の針葉樹林帯を抜けると山頂部は岩峰となり、荒々しい雰囲気が漂います。
眺望は、天狗岳や硫黄岳が近くに迫る様子は迫力があります。

実のところ本日のコースは中山~物見石~丸山方面の周回を予定していましたが、中山方面からきたトレッカーの話によると、中山では残雪があり、一部凍っているコースもあるとのことで、周回は断念して白駒池周辺の散策をして帰途となりました。

6月23日 生坂村 京ヶ倉(990m)~大城(980m)トレッキング

本日は、メンバーのSFさんと、生坂山脈最高峰の京ヶ倉、そして京ヶ倉と肩を並べるお隣の大城へアタック!里山なれど、侮れない山とお聞きしまして出かけてみました。
大城の下山口に車を1台デポして、京ヶ倉の登山口から入山です。早朝5:45入山。
この時期の早朝は涼しくて、爽快そのもの。登山道は整備されていて快調と思いきや、しばらくすると変化に富んだコースが現れる。
ハシゴあり、ロープあり、岩山の馬の背あり、頂上直下の岩登りは軽くハード感があって楽しい。京ヶ倉から大城は下ってからの上り返し、大城の頂上でカップヌードルタイム!
全体的にアトラクションも多く、眼下に見える犀川の美しく蛇行する流れが自然が感じられ、素晴らしい。
歴史感のある古道もあり、頂上から見える北アルプスの山並みも美しく、何回か訪れたくなる不思議感のある里山でした。

7月24日 松本市 島々谷トレッキング 上高地クラシックロード 瀬戸橋(1,096m)

歴史が蘇る上高地クラシックロードへ

本日は、メンバーのSFさんと上高地への古道をトレッキング。釜トンネルが開通する前までは、島々谷から徳本峠を越えて明神池へ下るこのルートこそが穂高連峰へ続くメインロードであり、ウォルターウェストン卿も何度となく越えた、由緒あるクラシックロードであります。
昔を偲びつつ、島々谷の渓谷を緩々とトレッキング。今日は岩魚止め小屋で折り返す日帰りトレッキングということで、折角ここまで来たのだから竿を出さない訳にもいかず、数尾の岩魚を釣って帰宅の途につく。
森閑とするクラシックロードトレッキングと、岩魚釣りの贅沢な一日を過ごしました。

7月28日 松本市 美ヶ原トレッキング 王ヶ頭(2,034m)

スタッフのKTさんと、夏の美ヶ原トレッキングへ出かけました。
三城牧場ダテ河原コース登山口より入山。ガスが薄くかかっているが、時折太陽の暖かい陽射しが差し込む登山道を淡々と登っていく。
頂上台地では、ガスが流れる中での景色は蓼科山が時折姿を現してくれるが、八ヶ岳、北アルプス方面の大パノラマは拝めず残念!
放牧された牛達は、柵の傍まで草を食べに…。近づいても逃げることなく、のんびりと牛を眺めている時間が流れていく。
テーブルベンチでおにぎり昼食。1時間程の滞在で下山するが、ガスのかかった山歩きは何とも言えない侘しさがある。

8月10日 飯山市 斑尾山(1,382m)~大明神岳(1,360m)トレッキング

今日は、スタッフのKTさんと北信濃までお出かけ。北信五岳の一つである、斑尾山にトレッキングにやってきました。
昨年の秋に訪れた時には深い霧に包まれ、視界も50m以下。低山とは言うものの、安全第一でトレッキングを諦めた山!再トライします。
天気の良い日には、日本海、佐渡島が見えるとのことで楽しみに登っては見たものの、今日の視界はそこまで良くなくて、お隣の野沢温泉村がボンヤリ見える程度で残念!
斑尾山の頂からお隣の大明神岳までは、コースタイム20分程度。こちらからの眺めは眼下の野尻湖は素晴らしかったのですが、妙高山、黒姫山方面はスッポリとガスの中で、これまた残念でした。
眺望には恵まれませんでしたが、下山後のお楽しみ!信濃町のトウモロコシ街道で、焼きトウモロコシをムシャムシャ。美味い! 北アルプスの麓へ戻るのでした。

8月12日 白馬村 小遠見山(2,007m)トレッキング

この日はスタッフのKTさん、TTさんの三人でトレッキング。「五竜岳」への登山ルートの途中にある遠見尾根を登り、小遠見山までは往復3時間程のコース。
里は快晴なれど、地蔵ケルンから先はガスの中。時折、白馬三山の山肌が見えるが、頂上付近は顔を出してくれませんね。
尾根トレッキングの素晴らしさは左右に広がるパノラマなのですが、山の機嫌は気まぐれ!
頂上でおにぎりタイム、時折ガスの晴れ間から見える白馬の里を眺めながら下山です。

8月21日 安曇野市 有明山(2,268m)トレッキング

安曇野の民を守る信仰の山へ

久々に気合の入ったこの日はメンバーのMMさん、SFさんの三人で、かねてから念願であった有明山トレッキング。
後方に有名なアルプスの山々、その名前の陰に隠れた前山としてマイナー感はいなめないのですが、安曇野を代表する信仰の山として、地元ではメジャーな山なのです。
険しい山で誰でも気安く登れる山でないことは周知されているので、いつかは登ってやるぞとチャンスを覗っていました。
有明山は、その独特の台形の山容が富士山に似ていることから「信濃富士」と呼ばれ親しまれています。
登山口からしばらくは緩々と上りが続くのですが、木のハシゴ、ロープ、丸太の橋、鎖場の連続となります。
たまらないワイルド感と多くのアトラクションを楽しみながら頂上へ。
北岳のステンレス製の鳥居をくぐり、北岳、中岳、南岳の各々にある小さなお社に参拝を済ませ、おにぎりランチ。
雲行きも怪しくなって来たので、下山を急ぎます。
途中から雨が降り出し、滑らないように足元に集中するが、誰それとなくドデンの音が鳴り響く!
下山後は、三人で中房温泉有明荘の露天風呂(オススメ!)で湯ったりと汗を流す。

9月7日 白馬村 唐松岳(2696m)トレッキング

ソロでソロっと孤独に後立山連峰の頂へ

この日は、久々の単独日帰りトレッキング。
天候は快晴に恵まれて気分爽快なのですが、シーズン中とは言え人の多さに少し凹む。
八方池ピストンのハイカーが多いのかなと思ったが、八方池を越えても少しは人口が減った感はあるが、人の波は続くのでした。
どうにか、コースタイム通りに頂上へ到着。晴れ渡る頂上からの眺望は生きている事に感謝の一言!
目の前に剱岳、立山、日本海に伸びる能登半島…ここから先は多すぎて割愛させていただきます。
自分の足でここまで来た充実感と、自然の偉大さ・美しさに浸れた一日でした。

10月3日 安曇野市 浅川山(1,742m)~冷沢~信濃坂トレッキング

安曇野市穂高公民館主催の里山トレッキングに参加。15人の皆さんと共に、秋の里山を楽しみに出かけました。
自然観察会も同時に開かれて、同行された講師から植物や昆虫の説明があり、普段のトレッキングでは見過ごしてしまう小さな花や蝶々達に魅せられました。
冷沢は中房川の支流であり、下流から中流域までは釣行で訪れていますが、源流域から登山道を下ってくるのは大変興味深く、いつかはここまで釣り上がってきたい思いにかられてしまいました。
途中の景色は、常念岳、蝶ヶ岳、燕岳などの北アルプスの山並みや安曇平の風景を眺めながら、のんびりとしたトレッキングを楽しみました。

10月6日 宮田村 木曽駒ケ岳(2,956m)・宝剣岳(2,931m)トレッキング

紅葉と巨大カール岩稜の名峰へ

この日は、スタッフのKTさんと中央アルプスにチャレンジです。
未明の3:30安曇野を出発し、4:40には菅の台バスセンターに到着するもすでに、駐車場は満車状態。
別のバス停まで誘導されるが、バス乗り場は長蛇の列。流石に人気の山域だけに混雑が激しく、満員状態の時間待ちは疲れる。
千畳敷から眺めるカールの紅葉はすでに最終章にはいっているのか、落ち着いた枯れ色へと変化しつつあります。
宝剣山荘まで多くの登山者が列をなしていましたが、1時間程で宝剣山荘に到着。

早速、ザックをデポして宝剣岳へとアタック。高感度のある鎖場を抜けて頂上へ。
ここまでも渋滞、狭い頂上ゆえに仕方がないのだが…。 無事到達するも、直ぐに「ところてん」状態になり下山を余儀なくされるが、瞬間の達成感は味わえたのでした。
下山後は、中岳のピークを越えて木曽駒ケ岳頂上へ。
思いのほか広い頂上スペースでお宮様の裏が丁度良い風よけとなり、おにぎりランチタイムを終えて早めの下山をするのですが、相変わらずの混雑でした…。

10月16日 安曇野市 蝶ヶ岳(2,677m)トレッキング

眼福の槍・穂高の眺望!

最後になる秋山トレッキングのメンバーは、MMさんとSFさんの三人で。
北アルプス蝶ヶ岳に日帰りアタック!今日の天候は快晴、三人はワクワク、ドキドキ。
あの素晴らしい眺望に会える事に期待は膨らみます。ところが登山口付近ではガスで辺りは真っ白、さてどうなるものか。
登山道の名物、ゴジラのような木に挨拶を終えて、三人はガシガシと頂上を目指します。

ハイマツが天に抜けると同時に、槍ヶ岳、穂高連峰の雄大な姿が目に飛び込んでくる。
蝶ヶ岳からの眺望は、梓川の深谷を挟んで見える北アルプスの主峰の峰々の雄大さとその美しさ。
快晴の中、最高の景色に酔いしれながら、しばし我を忘れる三人の親父!
しかし、直ぐに空腹に気づく悲しさ。蝶ヶ岳ヒュッテに駆け込み、ラーメンやらカレーやらで腹も満たす。
休憩後、目に焼き付けるべく槍ヶ岳、穂高岳、そして360°パノラマの山々を眺め、後ろ髪をひかれながら下山を始めました。

*数日後、北アルプスの山々から初冠雪の便りが入ってきました。

2019年も、里山からアルプスまで、沢山楽しませてもらいました。感謝です!
2020年も、仲間たちと安全第一に山を楽しみたいと思います。

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