渓流釣り

2019年度版 渓流釣行記ダイジェスト

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2019年度版 渓流釣行記ダイジェスト

2019年の信州安曇野Outdoorsですが、2月から9月にかけては大いに渓流魚たちに楽しませてもらいました。
安曇野を中心とした今シーズンの渓流釣りについて、ダイジェスト版を皆さんお伝えしたいと思います。

今シーズンは待望の尺イワナに会うことができましたし、さらにはイワナの爆釣モードに入ったこともありました。
しかし、長年通いなれたポイントであっても当然ボウズの日もあり、貧果で終わる日もありました。
そんな2019年の渓流釣行記の中から、活動の一部をご紹介します。

2月16日「解禁日」犀川水系の安曇野河川巡り

安曇野の春はまだ遠く、川に降り立つと雪と氷の世界。道糸は流れから上げると数珠のように氷が張り付く世界。
この時期は羽虫や陸生昆虫の姿は無く、イワナ達も渕の底や水中の落ち葉の中で春に向けて体力を温存している季節。

14:00、今シーズン初めての入渓。気温は7℃。水量といえばまだ冬季の渇水期ですが、水質は怖いほどにクリアー。
唯一の助けは、里では例年にないほど雪が少なく、ラッセルせずに歩けること。
この日は、乳川・芦間川・中房川・穂高川の各ポイントを巡り、渓流魚達のご機嫌を伺いたかったのですが、結果ボウズ。
シーズン初の釣果が待ち遠しい。

2月24日 犀川水系 北安曇野の支流

快晴の中、例年だと四輪駆動でも上がれない山道が、積雪が少ないおかげで、ポイントまで登ることができた。
気温も14℃と、この季節にしては暖かい一日となった。入渓から2~3ポイント超えた辺りで、今年初のアタリが!
顔を出してくれたのは20㎝位のサビの残るイワナ。2時間程の釣行でしたが5尾の釣果。

山のイワナは今年も健在で一安心、今年も好調!5尾共に上顎に針掛かりし、ダメージも少なく全尾リリース。
雪には色々な動物の足跡があり、それを見るのもこの時期の楽しみの一つ。
そんな中、ひときわ大きな足跡が…。熊の谷渡か?
左の山中から谷を横切り、右の山中に消えていく足跡が鮮明に…。
お互いに今年も出合いませんように~m(__)m

3月9日 犀川水系 北安曇野の支流

この日は、前回の釣行エリアの一区間上流へ。まだ里川に近い渓流区間だが、今年の雪の少なさは遡行するのに助かる。
付近の山道にも駐車する車も無く、今日も静かな釣行。時折ホイスルを鳴らしながら、上流をめざす。
集中してポイントを探っていると、視野の片隅、後方左側に黒い動く影が!一瞬の緊張が走る…。
それは直ぐに人だと分かり一安心だったのだが、どうも釣り人では無さそうである。何かの調査なのか?
軽く会釈をして追い抜かれてしまった。釣り人だったら考えられない行動、悠然と川岸を歩いて上流へ行ってしまった。

ここまで2尾の釣果。リリースもできたし、まあ、今日はこれで良いかな!終了。

3月24日 犀川水系 北安曇野の支流

快晴の中、今日も北安曇野の渓に降り立つ。最近気温が下がり、雪も5cmほど積もっている。
川に覆い被さった木の枝はしぶきに洗われツララとなり、いっそう寒さを感じる。

釣りは遅めの13:00に始めたが、気温は低く、水量も少ない。
水質はクリアーと、厳しい条件であったが、3時間の釣行で7尾の釣果。
数は出たが何分にも型が小さなイワナばかり。盛期の中型以上の活性に期待!

3月31日 高瀬川水系 本流

気温は6℃、有明山の頂上付近は新雪の冠をかぶっている。寒いが風は弱く、釣行には問題ない。
この日は、昨年の釣行で正体不明の大型魚に何回か仕掛けを切られているポイントへ。
竿を出して2投目、まるで待っていたかのように突然の強い引き込み。
何回も竿が伸されそうになるが、かわしながら川を魚の動きに合わせて走る。
20分位の格闘が続き、最後は浅瀬に誘導する事に成功。上がってきたのは57㎝のブラウントラウト。

梓川の本流でブラウンは何本か上げているが、この大きさはレコードとなった。
撮影後、回復を待ち丁重にリリース!さらに成長した姿に再開を期待して。

4月6日 犀川水系 安曇野支流

今日は、スタッフのTさん親子と釣行する。奥へと続く道はすでに雪は無く、山道歩きにも苦はない。
Tさん親子は下流からの釣り始め、こちらは一気に上流のポイントまで1時間程山道を登り、釣り下りを開始。
ここまで来ると日陰には雪が残る。水量も少なく水質もクリアーだが、この渓流のイワナは今年も元気だ。
トップ25センチで2桁の釣果となる。気温の上昇とともに、活性も上がってくるようだ。
下流では、数人の釣り人を見かけるが、軽く会釈をしようにも目を逸らしてしまう。
釣券の標示も無いようで…。自然の中で遊ぶのは大いに結構ですが、ルールは守って!

4月14日 高瀬川水系 本流

4月に出会ったブラウントラウトのポイントへ。この季節にしては、寒い一日となった。

今日は本流ヤマメとの出会いを求めて0.8号の通し仕掛け、これがイケなかった。
やはり数投後いきなりの強烈な引き、まさかのアイツか?糸鳴りが鳴りやまない。
完全に魚に主導権を握られてしまい、魚の動きに合わせて上流へ向かうが、
結局、川の中央にあるブロックにはいられプッツン!
この川は、何がおこるか分からないので、細仕掛けにはご用心。

4月20日 犀川水系 安曇野支流

スタッフのTさんと、例年この時期になると必ず訪れる上流域へ。
雨はここしばらく降っていないので、水量も少なく水質はクリアー。
水深のある魚止めの渕では顔を出してくれるが、次の魚止めまではアタリも遠く、食いも浅い。
しかし、終わってみれば二人合わせて9尾の釣果となった。

条件が合えば必ず釣果を伸ばしてくれる、素晴らしい渓だ。

4月28日 姫川水系 本流 支流

先週に引き続き、スタッフのTさんと今シーズン初めての白馬・小谷方面の釣行でしたが、激シブの一日となりました。
雪代の濁り、増水、低水温4.5℃、本流では好ポイントからもアタリがでず。
Tさんが流れの中から27cmのイワナを引っ張り出したが、唯一の釣果がこの一尾のみ。

早々に本流は切り上げ、支流へと上る。
渓相も周りのロケーションも最高なれど、ここの釣果もTさんの22cmのイワナが一尾と貧果に終わり、
本流へ戻るがアタリも無く終了となる。

支流では久々のカモシカ登場…。悠々としてるな!

5月11日 犀川水系 松本支流

スタッフのTさんに今日も同行を願い、松本の山間を流れる枝沢へ。
ここはTさんのホームグラウンド、毎年ナイスな釣果のメールが送られてくる場所。

この日は、釣りはそこそこに、イワナの姿を求めて渓流ウォーク。
しばらく雨も降らない為なのか、とにかく水量が少ない中での調査。
ここ周辺は温泉の流れ込む沢もあり、水質の悪い沢もあるので、沢選びも慎重になる。
渓流は一度雨が降れば一気に活性が上がるのだが…。本日の釣果は貧果で終わる。

5月18日 犀川水系 安曇野支流

標高1,200m付近の沢へ入渓、今日は調査を兼ねての6時間の釣行となる。
数年ぶりに入渓となるこの沢は健在!20cm前後のイワナが、飽きさせることなく各ポイントから顔を出してくれる。

大渕では何匹かの小イワナが群れ泳いでいるのが見える。
尺の姿こそ見られなかったが、条件がそろえば沢山のイワナの顔が見られる。
全てリリースしているが、今日は二桁の釣果となる。

5月31日 犀川水系 安曇野支流

スタッフのMさんと久々の釣行。今日は標高を上げて、1,500m付近の沢へと入渓。
そろそろテンカラ釣りも盛期へと向かう季節になり、
テンカラを振りながら上流へ向かうのだが、毛バリにもMさんのエサにも全く反応せず。
午後になり、別の支流へと向かう。雨が降る中2時間程探るのだが、アタリも無い。
早々に切り上げて次の沢へと向かったのだが、この沢もアタリも無く終了。
難しい一日となったが、これも渓流釣りの面白いところ。
数種類の生き餌と毛バリに全く反応しない!敗因はもしかしてアレかな…?
二人で仲良くボウズの日でした。

7月21日 高瀬川本流

今年は、雨の日が多く梅雨らしい年となった。
川も増水が続き、釣り場が安定しないが、ここしばらく気になっていた高瀬川の本流へ。
ポイントも少なく、釣り上るといきなりのアタック!
40オーバーと思しきレインボーに何回かジャンプされ、ラインブレーク。
1時間ほどしか釣行できなかったが、久々の素晴らしいファイトを味わえて、気分は爽快!

7月24日 梓川 支流

この日は、トレッキングメンバーのFさんと、上高地クラッシックロードをトレッキング。
本日はトレッキングを楽しむ日なれど、ここまで来たら竿を出さないわけにもいかず、4時間程歩いた地点から沢へ下りる。
釣り開始5分、いきなりの引き込み。足場が悪く引き抜くことができず、Fさんにネットインをお願い!
今シーズン初めての尺イワナの、ヒレピンのネイティブそのものの魚体に見入ってしまった。

渓流釣り未経験のFさんにも楽しんでもらい、2時間ほどで沢上がり。
10年以上も前にフィッシングメンバーのTさんと入渓した沢だが、ネイティブの魅力は健在。
他では味わえない何かがある。

7月27日 高瀬川本流

さすがに夏シーズンの朝は、釣り人が多い。
6:00、すでに各ポイントには先行の釣り人がキャスト中。
ポイントを見つけに藪の中をさまよってから出てくると、先行していた釣り人達の姿は無くなっている。
先行者と同じポイントを探っていると、25cm位のブラウントラウトが顔を出してくれた。

快晴のこの日は、日除けの無い河川では太陽に照り付けられて体力の消耗が激しく、朝8:00には納竿となる。

8月4日 犀川水系 安曇野支流

標高1,300mで入渓、さすがに条件がマッチしたこの日は、テンカラ釣りで入れ食いとなる。
昨日の雨の影響で若干の濁りがはいっているが、かえってイワナの活性はあがっていて、
いたるところからイワナが飛び出してくる。サイトフィッシング状態。

エサを求めてホバリング中のイワナは確実にアタックしてくるが、何とも小型ばかりで中々大型が先に飛び出してくれない。
楽しい釣りなれど、今日は早々に沢上がりとなる。

8月18日 高瀬川本流

本日の高瀬川も先行者あり。夏場の暑い時期は、皆さん本当に早起き!
下流のポイントに向かうが、ここにも先行者が!
今まで入渓した事のない上流のポイントまで移動するが、1時間程の釣行でアタリ無し。
この日は魚の気配は感じられず、終了となる。

9月18日 犀川水系 安曇野支流

メンバーのMさんと小雨の中、標高1,300m付近から釣り上る。
安曇野の気温は低く、すでに季節は秋に様変わりしようとしている。
薄くガスのかかった山道から渓流を目指して下っていく様は、幻想的であり、怖いくらいの緊張感に包まれる。

しかし、釣果の方は15cm前後位の小イワナばかり。ロケーションは最高なれど、今日は本・支流共にアタリは遠い。
もうすぐ禁漁となるが、この日は釣果に恵まれず終了となる。

9月28日 高瀬川本流

いつものルートからポイントへ入るが、ここ何日も雨が降らず渇水状態になってしまった。
橋の上から川を眺めても、上流・下流共に釣り人の姿は見えない。

川へ下りて竿を出してみるが、川底まで良く見える状態で、アタリも魚の姿も感じられない、
水量が少ないおかげで瀬渡も自由にでき、普段は入れないポイントまで探れたのだが、やはりアタリも無く終了。

9月29日 犀川水系 安曇野支流

9月末日にて、今シーズンも禁漁に入る。この日は2019年最後の釣行になるので、一番思い入れの強い渓流に入渓する。

今年を締めくくる釣行は、一日で渓流釣りの難しさ、厳しさ、楽しさを味わえた釣りとなった。
姿は見えるのだが、釣り餌にもテンカラの毛バリにも反応しない!
大切にしている釣り竿を根ガカリを外す時に折ってしまう(0.6号でどうして折れる(;´д`))これはフトコロに厳しい!
最後は、仕方なくテンカラ竿の仕掛けに生エサを付けてのチャレンジ。
ブラインドとなる大岩の陰に流し、微妙な呼吸にて空アワセすると、見事上顎にハリがかかり、型物のイワナが上がってきた。
これは楽しい!アワセのタイミングも気持ちよく、ラストもイワナ達を元気な状態でリリースできました。

来シーズン以降も、誰もがルールを守り、楽しい釣りができますように!

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